このコーナーもご無沙汰になってしまっておりました。
今回ご紹介するターギは、メーカー名はGrecoのストラトタイプです。
色々な改造がなされています。ピックアップはフロントがディマジオのHS-2(スタックハンバッキングタイプ)
センターが同じくディマジオのClass of '55。そしてリアが、セイモアダンカンのSH-4 jb modelです。
ハンバッキングを付けるために、ボディにザグリを入れました。
ブリッジは、フィッシュマンのピエゾPUを搭載した物で、似非エレアコの音が出ます。
いわゆる「4ピックアップ」のターギになってしまったため、スイッチの配線に苦労しました。
実戦で使うため、OUTは1系統にしたいがため、5点スイッチの他にプッシュ・プルのポットを使用して、
5点スイッチの後ろで、マグネティックPUとピエゾPUが切り替えできるようになっています。
ペグは、ビンテージタイプから新しめのタイプに変更し、OUTジャックパネルは垂直に差し込むタイプに変更。
ただこのターギ、ネックの状態があまりよろしくなく、生音がつまった感じなのが欠点です。
どういう経緯で、オイラの手元に来たのかというと、舎弟の友達ルートで回り回ってやって来ました。
来た当時は、ジェフベックモデルでした。1Pつや消し黒ピックガードに3シングルのPU、そして3個のミニスイッチが付いていました。
このターギ、実は面白い噂があります。大変ローカルな話ですが、1980年前後にオイラのHOME TOWNで
活躍していた凄腕BAND“焼○定食”のメインギタリスト“T氏”が所有していたらしいのです。
オイラが初めて“焼○定食”を見た時、T氏はGibsonのレスポールカスタム黒を使っていました。
レスポールを導入する以前に、このストラトを持っていたらしい(あくまで噂ですけど)という話を舎弟から聞いております。
本当かどうかわからない話ですが当時、T氏のターギプレイには皆が憧れていました。
バッカスの赤ストラトを使うようになってからは、コイツはあまり使う事もなくなり、今ではケースに入ったまま何年も眠っています。